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2023年、県内を訪れた外国人観光客の数が、コロナ前を上回り過去最多となったことが分かりました。
旅行需要が復活した中で、今後のさらなる経済効果に期待が高まっています。
県によりますと、2023年1年間に県内を訪れた外国人旅行者は、延べ40万338人で、現在の調査方法が始まった2013年以降で過去最多となりました。
これまでの推移をみると年々、増加傾向にあったインバウンドは、コロナ禍の3年間で大幅に減少。
コロナが明けた2023年、旅行需要が一気に回復し、過去最多だった2019年を1万人以上、上回る形となりました。
この要因について県は、台湾とのチャーター便やコロナ後の旅行マインドの復活、円安の影響があったと分析しています。
また、国や地域についても変化がみられるといいます。
【県観光交流拡大課 国際観光推進室 鈴木衛 室長補佐】「コロナ前と比べるとアメリカやASEANからのお客様が増えている」
国・地域の内訳をみると台湾が全体の半数近くを占めていて、コロナ禍前と同程度の割合だということです。
一方、タイやシンガポールなどのASEAN諸国、アメリカ、ヨーロッパの需要が増えているといいます。
県では、海外の旅行会社へのプロモーションやSNSによるPRなどをさらに進め、欧米などからの需要を増やしたい考えです。
【県観光交流拡大課 国際観光推進室 鈴木衛 室長補佐】「アジアのお客様に加え、今後はより滞在日数が長くて消費単価が高い欧米からのお客様に山形を選んでいただく。県内の観光消費を盛り上げていきたい」