児童の成績など個人情報ファイルを紛失 担任教師の机ロッカーから 警察に被害届提出 尾道市の小学校

尾道市教育委員会(尾道教育会館)広島・尾道市久保

尾道市の小学校で、先月、児童の成績など個人情報が保存されているファイルがなくなっていたことが分かりました。学校は何者かに盗まれた可能性もあるとして警察に被害届を提出しました。

尾道市教育員会によりますと、先月26日、尾道市内の小学校で児童6人分の個人情報をまとめていたファイルが無くなっていることに、担任教師が気づきました。
担任教師は、すぐに校長などに報告し、学校の教職員全員で校内を探しましたが、ファイルは見つからなかったということです。
ファイルには児童の成績や通知表の情報などが保存されていました。

この小学校では、本来、個人情報にかかわるものは、職員室にある「鍵付きのロッカー」に入れることになっていましたが、今回無くなったファイルは鍵のかかっていない担任教師の「机のロッカー」に入れてあったということです。

また、職員室は、基本的に教職員が常駐することになっていて、不在する際には校長か教頭が鍵をかけることになっているということです。
学校は、何者かが侵入しファイルを盗んだ可能性もあるとして、警察に被害届を提出しています。

こうした事態をうけ、学校は、先月28日に児童の保護者に経緯を説明して謝罪。今月1日には全校児童の保護者を対象に説明会を行ったということです。
尾道市教育委員会は個人情報の取扱いに関する指導の徹底が不十分だったとしたうえで「心よりお詫び申し上げます」とのコメントを発表するとともに各学校に対し、改めて個人情報の管理徹底を指導することにしています。

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