県立循環器・脳脊髄センターの医師確保や経営安定化へ 佐竹知事は秋田大学とさらなる連携の必要性を強調

秋田朝日放送

秋田市にある県立循環器・脳脊髄センターの医師の確保や経営の安定化に向け、秋田県の佐竹知事は、秋田大学とさらなる連携を図りたいと述べました。

秋田県 佐竹知事:「医師の確保は学校・医学部との関係でそう簡単にいかない。公募しても手を挙げる人がそういない」

2日の県議会の総括審査で、循環器・脳脊髄センターの在り方について質問が上がりました。

常勤医師の数は脳神経外科や神経内科などが増員となり全体としては2人増えましたが、循環器内科は2023年度の4人から1人に減りました。

秋田県 佐竹知事:「センターにはハイブリッドのオペ室が2つある。秋田大学にもない。秋田大学とどう連携するかで活用度が上がる。活用度が上がると医師の派遣もしやすくなる」

また、センターの2023年度の医業収支は32億円の赤字となる見込みです。預金残高は8億円の見込みで、5年前と比べると36億円減っています。

秋田県 佐竹知事:「秋田大学は学長が変わって医学部・病院が一新された。私自身はトップレベルで方向性を探りながら、秋田大学と連携するよう努力したい」

県は2024年度、救急・高度医療や研究にかかる費用として運営交付金36億円あまりを支給しています。

© 秋田朝日放送㈱