20言語に拡大 宮崎県警察本部が多言語に対応した運転免許学科試験を導入

宮崎県内に住む外国人が、スムーズに運転免許を取得できる環境になりました。
県警察本部が運転免許学科試験の外国語の対応を20の言語に拡大しました。

(下川祥子記者)
「運転免許学科試験の前に配られるこちらの用紙、インドネシア語やネパール語など複数の言語に対応しています」

多言語に対応した運転免許学科試験は、全国的に外国人労働者の受け入れが広がっていることから、県警察本部が先月28日に導入したものです。

これまで、試験で対応していた外国語は英語、中国語、ベトナム語の3つの言語だけで、今回新たに、スペイン語、韓国語、ネパール語などの17の言語が加えられました。

対象の試験は、第一種試験、第二種試験、仮免許試験、それに、海外の免許から日本の免許に切り替える際に受ける知識確認問題となっています。

(宮崎県警察本部運転免許課 坂本純一理事官)
「今までは受けにくかった方も、20言語導入されたことによって、チャレンジできる方もいらっしゃると思いますので、積極的にご活用いただければと思います」

県警によりますと、今年に入ってから4月末時点で、外国語で試験を受けた人は、第一種試験と仮免許試験であわせて198人いるということです。

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