新紙幣発行まで秒読み…福島県内ではまだ対応が間に合わず困っている場所も

新紙幣発行まで1週間…注意すべきは詐欺! 福島県内のゆかりの場所では盛り上がりも

いよいよ7月3日から新紙幣が発行されます。

20年ぶりの刷新とあって記念のイベントも開かれましたが、福島県内ではまだ対応が間に合っておらず困っているところもあります。

いよいよ、7月3日に発行される新紙幣。日本銀行から各金融機関に引き渡され流通が始まります。

その取扱いが福島県内の銀行で最も早いのは東邦銀行です。

福島市の本店で3日午前11時から取り扱いを始めます。

新紙幣の発行は20年ぶりあって、記念行事が行われるなど盛り上がりを見せる一方で、いまだ対応に追われている場所も福島県内にはあります。

取材したのは福島市のタクシー会社です。

■福島貸切辰巳屋自動車 佐藤乃也さん

「こちらが乗務員が1日の売り上げを納める納金機だが、新紙幣の対応には間に合わない予定です」

乗務員の売り上げを数える納金機と呼ばれる機械が、まだ新紙幣対応になっていません。

新紙幣に対応するため6月に部品の交換を依頼したそうですが…

■佐藤乃也さん

「順番で順次対応していくという感じで」

メーカーからは「新紙幣対応の依頼が増え通常よりも納品に時間がかかっている」と説明を受けました。

そのため3日の発行までには間に合いません。

■佐藤乃也さん

「こちらの納金機では新紙幣が読み込めないので、内勤者が手で1枚1枚数える。」

7月8日以降にも新しい部品が届き対応できる見込みですが、それまでは新紙幣を手作業で数えていくということです。

6月末時点で金融機関のATMやコンビニのレジは9割前後が新紙幣への対応を済ませているという調査結果もありますが、混乱が予想されます。

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