【横浜FC】四方田監督、7連勝にも泰然「クラブ記録より目標達成目指す」

秋田戦に向けて調整する横浜FCの中野(右)とユーリ=LEOCトレーニングセンター

 7連勝中のJ2横浜FCは2日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンターで秋田戦(6日午後6時・ニッパツ)に向けた全体練習を公開した。直近2戦は5―0、4―0と盤石な戦いが続くものの、四方田修平監督(51)は「もうちょっとトレーニングはピリッと引き締めてやっていきたい。もっと高いレベルで出してほしい」とねじを巻き直した。

 清水戦から続く連勝を7に伸ばし、一時は暫定首位に立つなど自動昇格圏内に浮上した。リーグ最少失点の堅守に加えて課題だった攻撃力も活発な状況。だからこそ怖いのが慢心だ。

 首位の長崎、3位清水との三つどもえの混戦は一つの取りこぼしが大きく響く。さらに、次節秋田は今季苦戦しているロングボールを多用するスタイルで「秋田独特のサッカーで押し込んでこようとするので苦しめられないようにしないと。必然的にセカンドボールは大事になる」と険しい視線を送った。

 いわき戦を体調不良で欠場したMF中野はフルメニューを消化。一方、負傷交代したMF三田について指揮官は「筋肉系の痛み」と語るにとどめた。

 次節の秋田に勝てばクラブ史上初の8連勝となるが、四方田監督は「全く意識はない。記録よりも(最終的に)目標達成できるように勝ち点3を目指して頑張ります」と泰然自若だった。

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