“園児の祖父を装い幼稚園に侵入” 福井市の幼稚園で不審者対応訓練 防犯標語「いかのおすし」も学習

福井市内の幼稚園で2日、不審者の侵入を想定した対応訓練が行われました。

城之橋幼稚園(福井市)で行われた対応訓練は、警察職員が不審者役となり“園児の祖父を装って幼稚園の敷地内に侵入した”との想定で行われました。

「孫を迎えに来た」という不審者に対し、教職員はまずインターホン越しに対応しました。教職員は、インターホン越しに園児の名前や、迎えに来た理由を何度も確認し、不審者と判断して110番通報しました。その間、他の教職員らが園児を一番奥の教室に誘導しました。

訓練終了後、警察から園児に対して、知らない人から声をかけられた時には「付いていかない」「車に乗らない」「大声を出す」といった対応を心がける防犯標語「いかのおすし」について説明がありました。

また教職員は、さすまたで不審者を威嚇したり距離を取る方法も学びました。福井警察署では依頼を受けて小中学校や児童館などでも、こうした訓練を行っています。

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