大谷翔平“2世”が刻んだ衝撃の「35」 手にする勲章の数々…進化を続ける二刀流

フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

カグリオーンが「ジョン・オルルド賞」を受賞

“大谷翔平2世”として注目が集まるフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手が、年間最優秀二刀流選手賞にあたる「ジョン・オルルド賞」に輝いた。フロリダ・ゲイターズの公式サイトが報じている。

公式サイトには「フロリダ(大学)の一塁手、左投手のジャック・カグリオーンが、ジョン・オルルド・トゥウェイ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀二刀流選手)を受賞したとカレッジ・ベースボール・ファウンデーション(College Baseball Foundation)が発表した」とされている。

「ジョン・オルルド賞」は1980年代後半に一塁手としても左投手としても成功を収めた、元ワシントン州立大学の名選手ジョン・オルルドにちなんで名づけられた。オルルド氏は2007年に全米大学野球殿堂入りを果たしている。

2022年もカグリオーンは同賞のファイナリストで、その際は惜しくも受賞を逃したが、今回は頂点に立った。今季のカグリオーンは全66試合にスタメン出場し、打率.419、出塁率.544、長打率.875は全てチームトップの成績だった。

さらに、9試合連続本塁打はNCAA(大学リーグ)のタイ記録。今季は35本塁打を放ったが、フロリダ大学野球部史上最多の1シーズン本塁打記録となった。また、今季は30試合連続安打も記録。これもフロリダ大学野球部史上最長タイ記録となった。そして、カグリオーンの大学通算本塁打数(75本)は、フロリダ大学野球部史上で最多の記録となった。

二刀流のカグリオーンは投手としても活躍している。今季は16試合に登板。73回2/3を投げ、防御率4.76、被打率.225、5勝2敗という成績を残した。カグリオーンの活躍もあり、チームは2年連続でカレッジ・ワールドシリーズ準決勝進出を果たした。(Full-Count編集部)

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