「こんなにおいしいジャガイモなのに…」廃棄前の規格外の野菜を使って小学生たちが楽しく調理実習=静岡・富士宮市

静岡県富士宮市の小学校で7月2日、規格外の野菜を使った調理実習が行われました。食品ロスをなくすSDGsの取り組みです。

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<児童>
「どこがダメで、ダメになっちゃったんですか?」
<生産者>
「ちょっと傷があるじゃんね。こうなっていると、出荷できないんだよ」

富士宮市の人穴小学校で行われた調理実習。使う食材は、規格外のジャガイモです。野菜などは、形や大きさのばらつきなどから規格外となり、売り場に出さないものも多く存在することから、JAふじ伊豆の青壮年部富士宮地区本部では、食品ロスをなくし、食育にもつなげたいと、富士宮市内の生産者に呼び掛けて、規格外のジャガイモを提供しました。

<児童>
Q.何を作りましたか?
「下にジャガイモを入れて、明太子をばあっとかけて、マヨネーズをかけて、パン粉をやった料理です」
Q.味は?
「しっとり系で、すごくおいしいです」
「ドーナツを作ったんですけど、失敗しちゃって、でもおいしいです」
「こんなにおいしいジャガイモなのに捨てられちゃうというのが、少し悲しいなと思いました」

<JAふじ伊豆青壮年部富士宮地区本部 久高拓馬部長>
「出荷する前に捨ててしまうような野菜が存在していて、そういうものでも調理して食べることによって味は変わりのないことも感じてほしい」

児童たちは、形や大きさがバラバラでも、地元で作られたジャガイモのおいしさに大満足の様子でした。

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