「山崎25年」、中身は安物ウイスキー 質入れし157万円だまし取る 容疑でアルバイトの男逮捕 茨城県警

サントリーが商標権を侵害されたウイスキー(県警提供)

高級ウイスキー「山崎」のラベルを無断で使った偽物を質店に買い取らせたとして、茨城県警生活環境課と県警つくば署は2日、詐欺と商標法違反の疑いで、住所不定、アルバイト従業員、男(57)を逮捕した。正規品の空き瓶や箱に安いウイスキーを入れて持ち込んだとみられる。同課によると、容疑を認めている。

逮捕容疑は昨年2月12日、同県つくば市内の質店で、サントリーの高級ウイスキー「山崎25年」2本と「YAMAZAKI」の計3本を質入れし、現金計157万円をだまし取った疑い。

同課によると、店側が今年2月、常連客だった男が持ち込んだウイスキーの色が薄いのを不審に思い買い取りを拒否。その後、同署に相談していたという。

男が持ち込んだウイスキーを同社が鑑定したところ、中身が偽物だったことが判明した。同課などは余罪の有無や手口について調べている。

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