巨額赤字の「ふじさん駿河湾フェリー」 ネーミングライツ・パートナーを募集 金額は1000万円以上

2023年度の決算で、6300万円余りの赤字となったふじさん駿河湾フェリー。新たな財源を確保するため、ネーミングライツを販売すると発表しました。

滝浪勇理事長:
「決算額は6375万7000円の赤字決算となっております。ある意味危機的状況」

赤字となった要因については、コロナ禍で落ち込んだ団体客の回復の遅れなどを挙げています。輸送人員は9万9849人で、前の年から8200人余り少なくなりました。

駿河湾フェリーによると、黒字化の目安は18万人。2025年4月には清水港の発着場がJR清水駅前に移転する予定で、徒歩での利用増加を見込み、JR東海との連携を強化する方針です。

こうした中で、新たな財源を確保するため、駿河湾フェリーに愛称をつける権利、ネーミングライツ・パートナーの募集を開始。「駿河湾フェリー」か「富士山フェリー」を愛称に入れることが条件で、募集金額は最低で年間1000万円、契約期間は2025年3月までです。

8月いっぱい募集を行い、新しい愛称は10月から使用される予定です。

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