【路線価】静岡県内下落止まり横ばいに 熱海市田原本町平和通りは対前年10%の上昇 コロナ禍からにぎわい取り戻す

相続税や贈与税の基準となる路線価が発表され、静岡県内の平均路線価は15年続いていた下落が止まり、横ばいになりました。

路線価は国税庁が公表する相続税や贈与税の基準となるもので、地価変動を考慮し、公示地価の8割程度を目安に算出されます。

静岡県内の平均路線価は15年下落が続いていましたが、横ばいになりました。

県内に13ある税務署のうち、上昇と横ばいは6つで一つで下落でした。

県内で路線価が最も高かったのは、静岡市葵区紺屋町の呉服町通りで、1平方メートルあたり115万円でした。
45年連続の最高額です。

次いで、浜松市中央区砂山町の浜松駅前通りが99万円でした。

熱海市田原本町の平和通りは33万円で、去年より3万円高くなり、上昇率は10%となりました。

専門家は熱海市はコロナ禍から賑わいを完全に取り戻し、コロナ禍でもホテルの新規開業が相次いだことから、今後も観光地としての期待がみられると分析しています。

一方、島田市は郊外の商業地などに客足が伸びていて、空洞化が顕著なことから、県内で唯一最高価格地点が対前年で下落となりました。

© 静岡朝日テレビ