「様々な課題がある」にわかに再燃する静岡空港の新幹線新駅構想…島田市長が必要性に疑問を呈する 静岡

静岡県が設置を求める静岡空港直下の新幹線新駅について、島田市の染谷絹代 市長は7月2日の会見で「空港新駅の設置は多くの課題がある」と必要性に疑問を呈しました。

静岡空港直下の新幹線新駅をめぐっては、静岡県の鈴木康友 知事が「設置に向け話し合っていきたい」と話し、JR東海の丹羽俊介 社長は県との対話を進める考えを示しています。

一方、島田市の染谷市長は数百億円にのぼる費用の負担や空港の利用客数など「多くの課題がある」と指摘した上で、「リニアと絡めて話すべきではない」と述べました。

島田市・染谷絹代 市長:
空港新駅の話が以前からあることは事実ですが様々な課題があって進まなかった。これがリニアと絡めて話すのは別の話だと。様々な課題があるというのも現実であります。そこのところの課題を一気に解決する方法というのは今はまだそんなに大きくはないのではないかという風に思います

一方で、リニアのボーリング調査について「正確なデータを得るため進めるべき」とこれまで通り賛成の立場を示しました。

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