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物価高が続く中、家計の味方であったはずの「豚肉」の価格が高騰している。スーパーや養豚業者にその理由を取材した。
石橋幸典 記者
「炒め物やしゃぶしゃぶなど食卓で大活躍の豚肉にも値上げの波が押し寄せています」
若林区のこちらのスーパーでも豚肉は一番の売れ筋。お肉コーナーには幅広く並べているが…
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生鮮館むらぬし 村主芳治店長
「2、3か月くらい前から、5~10%くらいじわじわ値上げが、豚肉の仕入れの方が上がっている状態です。」
店では何とか販売価格を据え置いているが、利益はほとんど出ない状況だという。
買い物客
「家に男子がいるので。生姜焼きとか多いので、とんかつとか」
Qこれ以上の値上がりは?
「あまりよろしくないかな」
買い物客
「値上がると負担になるから違うお肉で、鶏肉にしたりは考えたりしますね」
Q家庭で工夫してることは?
「卵とじにしてちょっとかさましにしたり、玉ねぎも多めにとか野菜で補ったりするようにはしてます。野菜も高いですけど」
買い物客
「お肉は大事なので、値上がりは困ります」
卸売価格平均は2か月で+約200円
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仙台市中央卸売市場の卸売価格の平均は、4月の始めは1キロあたり500円台だったものが今では800円に迫り200円以上も高くなっている。
その要因の一つが去年の夏の猛暑。大河原町の養豚場に話を聞いた。
相馬さん
「去年の夏の暑さによって、豚の飼育の種付けがうまくいかず、本来今出てくる数の豚の頭数が出ていないために市場の価格が高騰してると思われます」
去年の夏の暑さで繁殖率が低下
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去年は猛暑の影響で繁殖率が低かったため現在の出荷頭数が少なく値上がりにつながっているという。
また物価高騰に円安が追い打ちをかけ、輸入に頼る飼料価格は2年前と比べ1.6倍に上がっていて養豚場としても厳しい状況となっている。
豚の出荷量が安定するまで価格の高騰が続くと見ている。
相馬さん
「9月頃までは現在の水準で行くかなと。なのでそこから10月頃からは比較的落ち着いていくんじゃないかなと思います」