「俺はまだ終わっていない!」長期出場停止中のポグバ、一部メディアが報じた引退説を完全否定!「復帰したい願望を持っている」

「終わった。もうポール・ポグバは存在しない」。24年6月下旬にポグバ本人がこう語るインタビュー映像がSNSで拡散された。フランス代表でユベントスに所属するMFポグバは、2023年8月20日に行なわれたセリエA・ウディネーゼ戦後のドーピング検査で陽性反応となり、27年9月10日までの出場停止処分を受けた。そんな状況でインタビュー動画が拡散。ポグバはこのまま引退するのだろうと思われていた。

しかし、この発言は一部を切り取られたもので、ポグバの真意ではなかったという。伊放送局『Sky Italia』の独占インタビューで真相を激白した。「俺はまだ終わっていない。自分をサッカー選手だと感じているから、そう(引退)ではないということだ。ポグバはここにいる。俺は信じられないほど復帰したいという願望を持っている。プロになる前の少年のような気持ちだ。ピッチに戻るためにトレーニングし、できる限りのことをしている」と、引退説を完全否定した。
ポグバは7月1日にドイツ・デュッセルドルフで行なわれたEURO2024決勝トーナメント1回戦のフランス代表対ベルギー代表の試合を観戦した。スタンドではフランス代表OBのリリアン・テュラムやクリスティアン・カランブーと交流。試合後には、ロッカールームでフランス代表の選手たちと抱擁を交わした。

「フランス代表のファンに歓迎され、大きな愛を感じた。しばらくピッチから遠ざかっているから、とてもうれしかった」とも語ったポグバは、所属するユベントスとの契約について、「最新ニュースを見る限り、俺はまだユベントスの選手だ。契約は(26年6月まで)残っているが、監督やコーチと話す機会はなかった。沈黙が続いている。クラブは(出場停止に関する)控訴の結果を待っているんだと思う」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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