新武道館 事業費60億円→80億円に… ワケは「資材価格の高騰」 山口県立武道館 設計概要示される

山口県岩国市で建設が予定されている山口県立武道館の設計概要が2日、県議会に示されました。資材価格の高騰などで、事業費の見込みは基本計画時のおよそ60億円から80億円にまで上がりました。定例県議会の産業観光委員会で、仮称・県東部地域県立武道館の設計概要が示されました。

武道館は岩国市の要望を受けたもので、市内平田にある総合運動公園内に建設されます。2階建て、延べ床面積はおよそ1万平方メートル。武道以外にも利用できる主道場や小道場などが設けられ、全国大会など大規模な大会での使用も想定されています。

事業費の見込みは、基本計画で示されたおよそ60億円から、資材価格や人件費の高騰などにより、80億円ほどにまで上がりました。全額、アメリカ軍岩国基地への空母艦載機移転に伴って国から県に支給されている「再編関連特別地域整備事業」の交付金が使われます。2028年から利用できる予定です。

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