「金メダルにふさわしいかどうか問いに行く」パリ五輪に出場、20歳慶応大生の覚悟

壮行会で後輩らと記念撮影するフェンシング日本代表の飯村一輝(前列左)=龍谷大平安高

 パリ五輪にフェンシング男子フルーレで出場する飯村一輝(慶大)の壮行会が29日、母校の龍谷大平安高(京都市下京区)で開かれた。初舞台で個人と団体戦に挑む20歳の飯村は「僕自身が金メダリストにふさわしいかどうかを、パリオリンピックに問いに行こうと思う」と決意を述べた。

 壮行会には龍谷大平安中・高の恩師やフェンシング部員、OBらが出席した。2008年北京、12年ロンドンの両五輪で銀メダルを獲得した太田雄貴さん(平安高―同大出)もビデオメッセージを寄せ「一輝の持ち前のスピードと自信が出れば良い結果が出る」とエールを送った。

 幼い頃からOBらの指導を受けてきた飯村は「平安中・高がなければ今の僕は存在しない。皆さんの応援で快くパリに旅立つことができる」と感謝を述べた。

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