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今年は雪や雨が少なく、長井市の長井ダムでは現在の貯水率が61%と、過去最低となっている。2日、国や県などの関係者が集まって、各地のダムの貯水状況や今後の気象情報などを確認した。
これは、今年5月に撮影した長井ダム。水がたっぷりと蓄えられているが、2日、同じ場所で撮影すると…。
(リポート)
「長井ダムの上流部です。普段はこの時期でも十分水がたまっていますが、現在はダムの底の土がむき出しの状態」
貯水量の低下は一目瞭然。こうした状況を受け、2日、国や県の担当者が臨時で集まり、現在の最上川水系のダムの貯水量などが報告された。
(最上川ダム統合管理事務所管理課長)
「白川・長井(ダム)の方ですね。平年より雨の降雨量がかなり少ないのがありまして、両ダムとも安心できない状況となっております」
県内の各地のダムでは、今年は雪や雨が少なかった影響で、貯水量が少なくなっている。
特に長井ダムは、6月に入ってから貯水量が急激に減り、2日時点で貯水率は61%と、この時期としては過去最低の貯水率だという。
このため国は、貯水率が低いダムやため池を農業用水として利用している各地の土地改良区やコメ生産者などに対して、「必要以上に水を使わないよう節水を呼びかける」という。
(山形河川国道事務所 山影修司 河川担当副所長)
「節水するといったところもあるし、節水して利水する方へなるべく負担をかけないように、どれだけ節水できるのか調整していって、限りある水を大切に丁寧に使っていく対応になると思う」
国によると、今後、8月上旬の稲の穂が出る出穂期に農業用水が大量に必要となることから、今後もまとまった雨が降らない場合は、新たな対策会議を設置するとしている。