ワンオク・Taka、「広場恐怖症」を告白 航空機、新幹線内でパニック状態に…女子ゴルフの菅沼菜々も公表

ONE OK ROCKのボーカル・Taka【写真:Getty Images】

「2回連続で症状」「オープンにすべきと思った」

ロックバンド・ONE OK ROCKのボーカル・Taka(36)が2日、インスタグラムを更新し、パニック障害を抱えていることを告白した。「キングダム主題歌 パニック障害 東京都知事選について!」と記し、インスタライブを実施。今月12日公開の映画『キングダム 大将軍の帰還』の主題歌や国内外で予定しているツアーについて語った後、同障害と闘っている状態を明かした。

「実はね、俺、ちょっと結構、何年も前からパニック障害になってまして、広場恐怖症というか狭い場所に行くとちょっと心臓というか、鼓動が速くなったり、汗かいたり、不安になってその場に立ち止まれない、いれなくなったり、そういう病状がありまして」

その上で「本来であれば6月中旬に(ロスの自宅に)帰ってくるはずだったんですけど、帰る飛行機の中でそれに久々に襲われて」と打ち明けた。また、大阪公演の後に症状が出たことにも言及。新幹線に乗る直前に症状が出てしまい、「ホームで2時間ほど、マネジャーと治まるのを待ったりしてたんです」と説明した。その際に、ファンが話しかけようとしたことに気づいたものの、症状が出ていたため、「大分、追い込まれてた」「失礼な対応になったら良くなかったなと思いまして」と謝罪した。

そして、今後も同様の事態があり得ることを想定し、「そういう塩対応過ぎる対応をしている時は、『パニクってんな~』と気軽に受け止めてくれたらと思います」などと呼びかけた。また、パニック障害について「自分なりに勉強しているし、疲れ過ぎていたり、ストレスがある時とかが重なったりする時に出ることが分かっているので、心配してもらいたくて言ってるわけではなく、ご理解いただきたい」とし、機内で症状が出た際はANAの客室乗務員らに世話になったことも明かした。

突然の告白についても、新幹線、航空機内と2回連続で症状が出たことで「これはオープンにすべき。ちゃんと言っておこうということで、こうしてしゃべっています」。また、自身が米ロサンゼルス在住で「こういう障がいと向き合って生きていく。マジで心配はしてほしくない。多分、こういう症状を持っている人ってたくさんいると思うんで、(僕は)そっとしといてください。軽く流してもらえたら、それだけで救われるんで」などと伝えた。

「広場恐怖症」は、「強い不安に襲われた時にすぐに逃げられない、助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱く状態」で、公共交通機関を利用できなくなるケースもある。女子プロゴルファーの菅沼菜々も広場恐怖症であることを公表。国内女子ツアー転戦で移動する際は、航空機や新幹線を利用できないため、父親かマネジャーが運転する車で移動している。今季も千葉県から熊本県へ車で長距離移動するなどし、航空機での移動しか手段がない沖縄県での試合は欠場している。ENCOUNT編集部

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