日本ハム 縦じまユニで連敗脱出!借金生活回避 新庄監督の4番郡司が的中、逆転の決勝2ラン放つ

 4回、逆転2ランを放った郡司(右から3人目)らを迎える日本ハムナイン(撮影・中島達哉)

 「日本ハム8-3ロッテ」(2日、エスコンフィールド)

 日本ハムが逆転勝ち。連敗を5で止め、借金生活突入の危機を回避。貯金を1に戻した。

 今季初めて4番に入った郡司が期待に応える一発。1点を追う四回に左翼ポール際に7号逆転2ラン。「ちょっと詰まりましたが、4番っぽい顔をしてたら打てました」」。五回には上川畑が1号2ラン。「追加点がほしい場面で、自分のバットで取ることができてよかったです」。球宴ファン投票で選出された2人の“一発御礼”で4点を奪った。

 1点差とされた七回には打線がつながる。1死一、二塁からこの日昇格即スタメンの石井が左越え適時二塁打。3番・清宮が右犠飛。さらに郡司が中前適時打を放ち今季2度目の猛打賞。この回3点を奪って突き放した。

 先発金村は6回9安打されながら3失点。二回に高部に先制ソロ、六回にソトにソロを浴びるなど3点を失った。それでも三回無死満塁を無失点で切り抜けるなど、走者を出しながら粘りの投球。先発転向後初勝利となる2勝目を上げた。

 球団創設50周年を記念して、この日から17日までのホーム9試合を「50周年シリーズ」として開催。縦じまの限定ユニホームを着用する。胸に過去のユニホームのロゴが入り、故・大社義規初代オーナーに敬意を示し、全員が同オーナーの背番号「100」を付けた。試合前、五回終了後にはレジェンドOBによるセレモニーも行われた。

 新庄監督は「縦じまは着慣れているからね。体が細く見える」と限定ユニが気に入った様子。貯金0となった試合後は「ちょうど(貯金が)なくなって、次から開幕戦スタートっていうことでよろしくお願いします」と話していた。気持ちを新たに、再スタートを切った。

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