未解決事件の捜査書類66件を誤って廃棄 2024年2月に発覚 捜査に支障なしと説明 静岡

静岡県警察本部は、熱海警察署で未解決の窃盗事件などに関する捜査書類を誤って廃棄していたと発表しました。県警は情報の流出なく、捜査にも支障はないとしています。

静岡県警刑事企画課によりますと、2023年2月、熱海署で警察官が時効が過ぎた捜査書類を廃棄する際に誤って2019年中に受理した窃盗事件などの未解決事件66件の被害届や捜査報告書を廃棄しました。

2024年2月の点検で発覚し、県警は被害者への謝罪や説明をしてあらためて聴取しましたが、このうち1件は被害者が死亡し、遺族もおらず話を聞けていないということです。

一方で写真のネガなど残っている捜査書類もあるため捜査に支障はなく、廃棄する際に現場で確認しているため情報の流出もないと説明しています。

県警でこうした事案は確認できる限りでは初めてだということです。

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