2三塁打4得点のリードオフマンけん引、西南学院がコールド勝ち 大卒新任監督に勝利プレゼント【高校野球福岡大会】

3安打1打点4得点の活躍を見せた西南学院の1番片山

◆全国高校野球選手権福岡大会1回戦 西南学院8―1福岡西陵(7回コールド)(2日・春日公園野球場)

西南学院が1回からリードを奪いコールド勝ちで初戦を突破した。8安打8得点の打線を1番片山裕介(3年)が引っ張った。1回に右前打で出塁して先制のホームを踏むと、その後も三塁打2本と四球で全打席出塁。さらに全てホームを踏みチームを勢いづけた。「最近まで打撃の調子が良くなかったけど、コーチの指導で良くなりました。前に突っ込み気味だったので後ろに体重を乗せるように打ちました」。5回には適時三塁打を放ち、投手が三塁へけん制球を送る間に一気にホームを陥れた。春の福岡大会ではランニング本塁打を2本放ったスピードの持ち主。「足には自信あります。チームでも1、2番を争っています」と持ち味を十分生かした活躍ぶりだった。

チームを指揮する権田達樹監督はこの春、福教大を卒業したばかりの監督1年目。夏の大会の初陣を勝利で飾り「ホッとしています。選手がよくやってくれました」と初勝利をプレゼントしてくれた選手たちに目を細めた。

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