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J1川崎OBの鄭大世(チョン・テセ)氏が、チームの今季低迷の理由をズバリ指摘した。
Jリーグは2日に都内で、ルヴァンカップ準々決勝の組み合わせ抽選会を開催。出場各チームのOBも参加し、川崎からは鄭氏が抽選役を務めて甲府との対戦が決まった。
抽選会後に取材に応じた鄭氏は、常勝軍団だった川崎が今季降格圏もちらつくほどの深刻な低迷に陥っている要因について言及した。
「むずいすね…批判になっちゃうんで」と切り出した鄭氏は「鬼木(監督)さん大変そうですよね。風間さんから引き継いで守備を強くして、優勝の常連クラブになった後で、1強状態になった上で若い選手たちが海外に引き抜かれていく」と主力選手たちが続々と欧州へ移籍するチーム事情をまずは強調した。
ただ、欧州への移籍自体はどのチームでも起こり得ることで、鄭氏もそれは理解している。「川崎というプラットフォームがあって、新しい選手が来て、成長して出ていくという循環が今ちょっと途切れている。やっぱりそこの中に、中村憲剛という存在が(チームの)中にいないというところがとやっぱり僕は思っている」と大黒柱だった憲剛氏の影響力の大きさを指摘した。
そして「(主力が)抜けた後に若手の突き上げ、勢いが見られていないのが…。出るのはある程度しょうがないが、入ってきた選手が優勝するクオリティーに引き上げて強くなるというのが川崎だった。それが今ないのが原因かなとは思う。いろんな原因がある中で、新しく入ってきた選手がチームの中心になって新陳代謝が行われていないというのが一つ」と持論を展開した。
この金言に川崎イレブンが奮起してくれることを願うばかりだ。