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7月1日、大分市の田ノ浦ビーチで海開きがありました。
ただここ数年、大分県内でも海水浴離れが進んでいます。その理由とは。
地元の扇子踊りが花を添えたきのうの海開き。
あいにくの雨で少し肌寒さもありましたが、地元の子どもたちが初泳ぎを楽しみました。
児童
「雨が降っているけどとても気持ちいい。今年の夏は海にたくさん来て日焼けしたい」
しかし本音もちらり…
児童
Q今年の夏はどう過ごしたい?
「プールでわちゃわちゃ楽しみたい」
Q海でも楽しみたいですか?
「はい」
こんな子どもたちの声をさみしそうに受け止めるのは田ノ浦ビーチの振興に力を入れてきた星野明彦さん。
星野明彦さん
「別大国道あるでしょ?一番向こう側を電車が通っていた今車が通っている別大国道が海水浴場の際だった。こっちはもう全部埋め立て。海の家が大きくてそこでかき氷があって子どもたちが喜んでいた」
昭和60年代ごろは砂浜に座れないほどの海水浴客であふれかえっていたと言います。
星野明彦さん
「先生に隠れて朝早くから泳いだこともある思い出」
いま全国的に進んでいるのが「海離れ」
特に若い人たちを中心に海水浴を敬遠する傾向にあるようです。
街の人は・・・
40代男性
「海水浴行ってないです泳げないから嫌い」
20代男性
「クラゲに刺されるそれが嫌です」
70代女性
「海は開放的気持ちがいい孫は海よりプール」
みなさんはいつ海水浴に行きましたか?
そして昔のにぎわいを取り戻すためには?
浅見アナ
みなさんの中にもずっと海水浴行っていないなあという方多いかもしれませんが、この「海離れ」数字にも現れています。
杵築市の奈多海岸を見てみます。
ここはおよそ2キロの砂浜にクロマツの老木が並ぶ風光明媚な砂浜で日本の白砂青松100選に選ばれています。
市の調査によりますと、海水浴客の数は2002年、1万3411人いましたが2023年の人数はどうだったんでしょうか。
1380人、なんと10分の1ほどと大幅に減っています。
ではみなさんは、年間何日ほど海を訪れますか?
日本財団の調査によりますと1~3日と回答する人が28%。
4~9日の人が12%、10日以上と答えた人が16%。
一方で0日=一度も訪れなかったと答えた人はこちら。
45%で2019年から比べても12ポイント増えています。
これについて日本財団ではコロナ禍で外出が減り海に行く人が減ったためと分析しています。
その一方で海を敬遠するこんな声も挙がっています。
「海水がべとべとする」
「日焼けしたくない」
「クラゲに刺される」
「水着になりたくない」
「砂で足が汚れる」
「最近の夏は暑すぎる」などです。
ただ、こうした海離れをそのままにするわけにはいかない。
別府市や国東市などの海を管轄する県東部振興局は「きれいな白い砂浜は立派な観光資源。去年は音楽ライブを行い、今年は名月の鑑賞会やお茶会などを予定している。海に入るだけでない新たな魅力を発信したい」と話しています
特に田ノ浦ビーチは近くに新しい道の駅も開業します。
熱中症に気を付けながら今年の夏は久しぶりに海と親しむのもいいかもしれませんね。