ナンバー読み取り装置で無車検疑いのある車も数台発見 国道で不正改造車の取り締まり 島根県松江市

中国運輸局島根運輸支局の職員から啓発チラシを受け取るドライバー=松江市玉湯町林

 国土交通省中国運輸局島根運輸支局がこのほど、松江市玉湯町林の国道9号で不正改造車の取り締まりを行い、違法な改造をしないようドライバーに呼びかけた。

 同支局が島根県警、自動車技術総合機構島根事務所の協力を得て実施。参加した12人が、通行車両のヘッドライトや方向指示器を検査したほか、車の点検・整備を促すチラシを配布した。

 100台を検査し、ヘッドレストの不備やパンク、番号灯が切れていた10台の運転手に口頭で注意した。併せて、自動車ナンバー読み取り装置で通行した2218台を検査し、無車検の疑いのある車両を数台発見した。

 島根運輸支局の橋本真美首席陸運技術専門官(50)は「こうした取り組みを機に不正改造や安全に対する機運が高まってほしい」と話した。

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