【独自】「許されない」高額取引もされる人気バイク「モンキー」窃盗 持ち主は怒り「お金目当てだと思う」神奈川・小田原市

神奈川・小田原市で6月30日、真夜中の住宅街でバイクを堂々と盗む事件が発生した。
盗まれたのはホンダの「モンキー」という車種で、コンパクトさなどから根強い人気があるバイクだ。愛車を盗まれた男性は「やられたと思った。許されない」と怒りをあらわにした。

真夜中堂々と“バイクドロボー”の一部始終

6月30日午前3時前、真夜中の住宅街でバイクを持ち上げながら盗んでいくドロボーの姿があった。根強い人気のバイクが、堂々と持ち去られていく様子がカメラに捉えられていた。

現場は、神奈川・小田原市の住宅街で未明に白い軽ワゴン車が現れた。

停車すると、降りてきたのはフードとマスクで顔を隠したドロボー。

ためらわずに住宅の敷地に侵入すると、自転車には目もくれず、向かったのはバイクだった。車体を確認すると、すぐに立ち去る。あきらめたのだろうか。

いったん車に戻ると、また現れたドロボーが手にしていたのは「チェーンカッター」だった。

バイクにつけられていた盗難防止の鎖を切断すると、前輪を持ち上げ、引きずり出していく。

車の荷台にあげると、バイクを無造作に押し込んだ。

高額取引も…根強い人気の盗まれた「モンキー」

盗まれたのは、ホンダの「モンキー」。

重さは70キロ前後で、そのコンパクトさなどから根強い人気がある。

愛車を盗まれてしまった男性は「“やられた”と思いましたよ。許されない」と怒りをあらわにした。

さらに男性は、バイクを盗んだドロボーについて「バイクが好きで盗んだわけではないと思う。積み方を見るとお金目当てだと思う」と推測する。

中古市場でも人気で、中には高額な値段がつくものもある。

バイク王&カンパニー 菊田正人さん:
(販売価格で)30万円代くらいから高年式の高いものだと一部100万円近くまである。ビンテージも人気。60年代~70年代の希少性の高いモンキーはかなり高額で、市場でもやり取りされている。

さらに菊田さんは、盗難届が確認された場合について「当社の対応は、警察へまず確認を取り、解決するまで(盗難車は)取り扱わない」と話す。

愛車を盗まれた男性は「今の季節からバイク乗れるなっていう感じだったんで、それは悲しいですね」と悲痛な思いを話した。

男性は、警察に被害届を提出。警察が窃盗事件として捜査していて、情報提供を呼びかけている。情報提供は、「小田原警察署(0465-32-0110)」または「イット!」ホームページまで。
(「イット!」7月2日放送より)

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