復旦大学の卒業式で教師殴った学生、強制退学処分に―中国

中国上海市にある復旦大学法学院の卒業式で「学生がこぶしを振り上げて教師を殴った」とする動画がネット上に出回った問題で、同学院は2日、声明を出した。

中国上海市にある復旦大学法学院(法学部に相当)の卒業式で「学生がこぶしを振り上げて教師を殴った」とする動画がネット上に出回った問題で、同学院は2日、声明を出し、「教育教学秩序を故意に破壊しようとした重大な事件であり、その影響は極めて劣悪だ。当該学生は個人的な理由から厳粛な卒業式で罪のない教師を襲撃することもいとわず、教師を尊重し教育を重視する伝統に背き、社会公徳の越えてはならない一線に挑戦し、大学の声望と栄誉を損なわせ、教師・学生・校友の感情を傷つけ、劣悪な社会的影響を及ぼした」と批判した。

声明によると、当該学生に対し、警察は治安拘留処罰を執行し、大学は「学生規律処分条例」の規定に基づいて強制退学処分を決定したことを告知したという。

中国では6~7月に卒業シーズンを迎える。同学院の卒業式は6月19日に行われた。(翻訳・編集/柳川)

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