広島が零敗で2連敗 延長十回に力尽きる 先発・森下は8回4安打無失点と好投も

 10回に失点した島内は、表情を崩す(撮影・市尻達拡)

 「広島0-3阪神」(2日、マツダスタジアム)

 広島が延長戦の末に敗れて2連敗。0-0の十回に4長短打を集中されて失策も絡み、一挙3点を奪われた。

 二回、先頭の小園が放ったボテボテの打球は投手前へ。これを阪神・才木が一塁へ悪送球。小園は三塁まで進塁し、無死三塁の好機を迎えた。しかし、後続が続かずこの回無得点。その後も、抑え込まれ、五回まで無安打に封じられる。

 六回に先頭の会沢がチーム初安打となる右前打を放つなど、2死一、二塁としたが、上本は三ゴロに打ち取られ、場内はため息に包まれた。

 先発の森下は快調に回を重ねた。五回にはNPB史上20人目の3者連続3球三振でイニングを完結させる通称“イマキュレートイニング”を達成。結局、8回まで投げ、125球の熱投。4安打無失点、今季最多の9奪三振を奪い、マツダスタジアムでの無失点イニングを「36」まで伸ばし“本拠地無双”を継続した。

© 株式会社神戸新聞社