国連総会、中国主導のAI協力決議を採択

国連総会、中国主導のAI協力決議を採択

1日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で、AI能力構築の国際協力強化に関する決議案を説明する中国の傅聡(ふ・そう)国連常駐代表(国連大使)。(国連=新華社記者/王建剛)

 【新華社国連7月2日】第78回国連総会は1日、人工知能(AI)の能力構築に関して国際協力を強化する決議を全会一致で採択した。決議案は中国が主導し、140カ国以上が共同提案した。

 決議は、AIの発展が人間本位、有益な知能の促進、人類への利益という原則を守るべきだと強調。国際協力と実際の行動により各国、特に発展途上国のAI能力構築を強化してAIのグローバルガバナンスにおける発展途上国の代表性と発言権を強化するよう奨励した。オープンかつ公平で差別のない事業環境を提唱し、国連が国際協力で中心的役割を発揮するのを支持した。

 決議は、AIの包括的、有益で持続可能な発展を実現し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を後押しするのを目的としている。

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