「6月は帰ってこないので」「詳しいことは言いませんが」 ソフトバンク小久保監督の一問一答

勝利を納め孫正義オーナー(中央)と王貞治会長の元に駆け寄るソフトバンク・小久保裕紀監督(撮影・持木克友)

◆ソフトバンク3―2西武(2日、東京ドーム)

首位を独走するソフトバンクが接戦を制し、今季7度目の4連勝を飾った。貯金は最多の29。2位ロッテとの差も最大の12.5ゲームに広げた。試合は復刻イベント「白のキセキ2024」として開催され、孫正義オーナーも観戦した。小久保裕紀監督の一問一答は以下の通り。

―初対戦の左腕、羽田慎之介に土をつけた。

「そうね。その前に孫オーナーが来られている試合は勝って(白星を)届けたいというのが強かったので、それはホッとしましたね」

―山川穂高に待望の本塁打が出た。

「今日ちょっと話して、『7月からいけますよ』みたいな話をしていた。ちょうどいいスタートですね。(ノーアーチの)6月は取り返しがつかないし、帰ってこないので、今日から新たにスタートという話をしていたので、ちょうど良かったですね」

―スラッガーだけに苦しんでいた。

「僕もあれぐらいあったような気がしましたけどね。そら、そうですよね。近藤とチーム内でレベルの高い争いをしてほしいですね」

―1本出ると乗ってくるタイプ。

「それもあるし、技術的に今日の取り組みは良かったかなと。あまり詳しいことは言いませんが、僕の見立てではバットの出し方は今日やっているのは良かったなと思いましたね」

―有原航平が7回2失点で8勝目。

「何か最後、『(無失点で)もうちょっと楽な試合で』と言ってましたけど、そんなね、ずっと0でいくわけじゃないので。結果的にはオスナも1点差で(登板した)。前回(は3失点して)ちょっと嫌な中で次の登板だったので、それが一番良かったところでしょうね」

―復帰した今宮健太もきっちり犠打を決めた。

「そうですね。一、二塁になったらバントはしようかなと思っていたのでね。(羽田は)ちょっと荒れ球のピッチャーで、けが人が怖かったんですけど」

―孫オーナーと言葉を交わした。

「『チーム状態いいですね』という話だったので。(AIを駆使した医療部門の)テンパスで忙しいところ、ありがとうございますという話をして。立て続けに生放送も出られていたので、その話をしたら『よくご存じですね』と」

―レギュラーシーズンの143試合も(72試合を消化して)折り返しを過ぎた。

「そうなの、また明日…あさってか」

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