［ワシントン ２日 ロイター］ - 米商務省は２日、貿易制限リストに６社を追加したと発表した。うち４社は中国軍の訓練に関与したとしている。
商務省が公表した貿易制限リスト「エンティティー・リスト」に追加されたのは、中国を拠点とする２社、南アフリカ拠点の１社、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）拠点の２社、英国拠点の１社。
中国と英国などの４社は、西側諸国や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の情報源を使用した中国軍の訓練に関与したとされている。商務省は「こうした活動は米国の国家安全保障と外交政策上の利益に反する」と指摘した。
ＵＡＥの２社は脱法行為が認められ、うち１社は米国製品をロシアに輸出していると言及した。
貿易制限リストに掲載されている企業にモノや技術を輸出するにはライセンスが必要となるが、拒否される可能性が高い。
