阪神・遠藤 “寝かせ打法”で4の4!山崎2軍打撃コーチ助言で改善 「ずばぬけた数字を出さないと1軍に上がれない」

 4回、先制適時打を放つ遠藤(撮影・石井剣太郎)

 「ウエスタン、阪神1-2中日」(2日、鳴尾浜球場)

 阪神・遠藤が悪天候をも吹き飛ばす活躍だ。“寝かせ打法”で今季初の4安打をマーク。「今日の4本はしっかりいい打球で、状態は上がってきてるのかな」と笑顔で振り返った。

 得点圏でもしっかり仕事を果たした。四回2死一、三塁。沈むチェンジアップを捉えて一、二塁間を破る右前適時打を放ち、この日唯一の得点を挙げた。二回1死一、二塁は粘って直球を左前打として好機拡大。七回無死一塁は左翼手の頭上を越える二塁打で走者を三塁へ。さらに九回は先頭で右方向へ二塁打を放って4打数4安打とした。

 雨天中止となった6月28日の練習から、山崎2軍打撃コーチの助言を受けてフォームを改善。これまで「バット(の真ん中付近を)を首に付けて」肩に担ぐような形で構えていたが、バットの先端を捕手方向に寝かせる打ち方に変えたことが功を奏した。

 打率は・289と上り調子。それでも「寛さん(豊田)とか見てて、ずばぬけた数字を出さないと1軍に上がれないって分かった。そこは意識して打率ももっと上げられるように頑張ります」。先輩に続き、はい上がっていく。

© 株式会社神戸新聞社