阪神・近本 球宴で復調のキッカケを「休みをもらうより、負荷をかけて刺激を」2年ぶり4度目の出場

 オールスター戦にファン投票で選出され、ポーズを決める近本(撮影・山口登)

 「マイナビオールスターゲーム2024」(23日・エスコンフィールド、同24日・神宮球場)のファン投票の最終結果が2日、発表され、阪神の才木浩人投手(25)と岩崎優投手(33)、近本光司外野手(29)が選出された。

 虎のお祭り男・近本は2年ぶり4度目の出場となる球宴を待ちわびた。昨年のファン投票ではリーグ最多得票で選出されながら、ケガで辞退した。今季は6月の月間打率が1割台と落ち込むなど本調子ではないが「すごい刺激がある」と語る舞台で、復調のキッカケをつかむつもりだ。

 「2回目、3回目もそうでしたけど、オールスターが明けてからの試合は何か変わるレギュラーシーズンだったのは覚えている。何か変わる、いい刺激のあるオールスターになればなと思います」

 球宴はめっぽう強い。1年目の2019年は、甲子園で開催された2戦目に史上2人目となるサイクル安打を達成。通算15打数11安打、打率・733を誇り「休みをもらうより、負荷をかけて刺激を受けた方がリフレッシュになるのかな」と、後半戦へ気分を一新する絶好の機会とする。

 交流したい選手にはDeNA・筒香の名前を挙げた。「1年目にいろいろ話させてもらった。アメリカのことや、今考えていることを聞けたら」。対戦したい投手は日本ハム・山崎。「交流戦でもやりましたけど、しっかり初球から打っていきたい」と目を輝かせた。

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