FWでボールが飛ばない原因は…?「目線が重要」と男子プロが解説

ボールをティーアップして打つドライバーと、地面の上から打つFWでは「飛ばし方」が違う。2オンのチャンスを確実にモノにするにはFWならではのテクニックをマスターしよう。

体が起き上がるとフェースの下側に当たって飛距離ロス

股関節を使いましょう左右の股関節を使いながら背骨を軸に体を回転

コース上で「当たりが薄い」「真芯に当たっていない」と感じたら、背骨の前傾角をチェックしましょう。インパクトで前傾角が崩れて体が起き上がると、フェースの下側に当たって飛ばなくなる。これがFWで顕著に現れる症状だからです。

ダウン以降、下半身をしっかり動かし、股関節を使いながら軸回転のスイングを作れば、アドレス時の前傾角をキープできます。バックスイングでも体を無理に回すと、起き上がりやすくなるので注意してください。

もうひとつ大事なのは、アドレス時の目とボールの距離、いわゆるボールへの目線を保つことです。この目線を意識すれば、大振りにならず、フォローまで頭が残るので、球のつかまりがよくなります。

背骨の前傾角が崩れることがミート率低下の大きな原因。とくにFWは、トップやインパクトで体が起き上がりやすいので注意しよう
2オン1パットのイーグル!ボールへの目線を保つことが大事目とボールの距離だけでなく、目線のアングル(角度)を保つことで、インパクト後まで背骨の前傾角がキープでき、ミート率が向上する

レッスン=片岡尚之
●かたおか・なおゆき/1997年生まれ、北海道出身。171cm、67kg。5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップでツアー初優勝。翌週のダイヤモンドカップとダンロップ・スリクソン福島で4位タイに入るなど、大ブレイク中!フリー。

構成=小山俊正
写真=相田克己
協力=浜野ゴルフクラブ

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