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【宇都宮】市は5日、市内を走る路線バス同士の乗り継ぎ割を始める。交通系ICカード「totra(トトラ)」を使うと、2乗車目の運賃が200円(小学生、障害者は100円)引きになる。既存の割引制度に上乗せして適用されるため、これまで以上に路線バスを利用しやすくなる。
路線バスに関わる割引制度は、日中に適用される片道運賃上限400円、次世代型路面電車(LRT)や地域内交通との乗り継ぎ割はあるが、バスからバスの乗り継ぎ割はなかった。公共交通のさらなる利便性向上と利用促進のため、市とバス会社が費用を2分の1ずつ負担して実施する。
トトラを使って乗車し、1時間以内に乗り継ぐことが条件。既存の割引制度と組み合わせると、例えば市北西部の富屋地区からJR宇都宮駅西口経由で済生会宇都宮病院に行く場合、片道990円の運賃が450円になる。
このほか、LRTと路線バスの連絡定期券を使って通学している市内の小中高校生や大学生ら向けに、定期券購入額の3割を補助する支援制度も設ける。通学定期券を持っている人が対象で、25日から市の電子申請などで受け付ける予定。