【新日本】G1目前オーカーン 今年も堂々V予告! 同組・海野翔太には著しい不快感「念入りにボコボコにして…」

今年のG1は群雄割拠のAブロックとなったオーカーン

新日本プロレスを支配する偉大なるKOPW保持者・グレート―O―カーンの独占インタビューにまたも成功した。6月大阪城大会でタイトル奪回に成功したオーカーンは、真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)ではAブロックから初制覇を狙う。一部では優勝候補の大本命ともささやかれる余が見据えるG1の展望、そして青写真を心して聞くがいい――。

――KOPW奪回おめでとうございます

オーカーン(以下・余) あいさつが遅い! 判断が遅い! 長男だから我慢できたが次男だったら我慢できなかった。何はともあれ、ユナイテッド・エンパイアとしても3人タイトルホルダーとしてG1に臨めるのは勢いがついていい形じゃな。

――無礼をお許しください。今年のG1は2ブロック制で20選手が参加

余 中年オヤジどもが除外された一方で、何の結果も出してない海野(翔太)や成田(蓮)なんかが優遇されて出ておるな。会社のプッシュもあるんじゃろうが新陳代謝を上げたのはいいことだと思うし、新しいG1という感じがする。選考基準が分からないなんて声もあるが、それは今に始まったことじゃないじゃろ。会社をあてにしちゃだめじゃない? 自己防衛、投資、海外移住、あとは力で勝ち取るしかないのじゃ。やはり暴力…暴力は全てを解決する。

――餃子やレモンを食っていただけのオーカーンの出場が最大の謎だ

余 はあ…素人は黙っとれ。あれで浜松と広島は帝国の領土となったわけじゃし、プロレスラーはこんなに食うのかと、やっぱり超人なんだと余だけが証明できたのじゃ。信じるか信じないかはあなた次第です。

――無礼をお許しください。まがりなりにもタイトルホルダーでした
余 まがりなりにもって何? どうする兄ちゃん処す? 処す? どけ! 俺はお兄ちゃんだぞ! お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない。

――堂々たるKOPW保持者でございます

余 うむ。上村(優也)とのイデオロギー闘争でもあったが、今年のG1は「強いプロレス」をテーマに掲げようと思う。もっと分かりやすく言えばレスリングの技術を前面に押し出して戦っていきたいと思っておる。これまでは戦略的に「注目を集める」ことに重点を置いてきたのじゃが「尊敬を集める」ために強さを感じる戦い方を見せつけていきたいと思う。

――初戦(20日、大阪)のザック・セイバーJr.は絶好の相手だ

余 うむ。ジャスト! タップ! アウト! させてやろうと思っておる。ただ勝つのではなく「強いなオーカーン!」と思わせる勝ち方をしたいな。骨をポキポキ折って畳んで、あはっあはっこんなになっちゃった…壊れちゃったですぅってな。

――エントリーされたAブロックの印象は

余 Bブロックと比べても、大本命の余を筆頭に優勝候補が揃ったんじゃないか? 内藤(哲也)、鷹木(信悟)、EVIL、SANADAと最高峰王座を巻いた4人が揃ってるし、注目株は多いと思うんだよ。これまでの余であれば注目度で負けたくないと思っていたところじゃが、惑わされることなく、これから人生の混沌の中で見つけだしていきます。

――気になる相手は

余 海野(翔太)は会社にプッシュされてる代表格じゃし、いろいろな人間に甘やかされてヌクヌク育って腹立たしい存在じゃ。こいつとやる時は念入りにボコボコにして「もうやめて! 海野のライフはゼロよ」と言われようが君がッ泣くまで殴るのをやめないッ!

――狙うはKOPW保持者としてG1制覇だ

余 オカダ(カズチカ)が勝手に作って勝手に封印した権利証をまた作ってKOPWに組み込んで、地方で争奪戦をしてもいいと思っておる。

――KOPW覇者がそのまま来年1・4東京ドームでIWGP世界王座に挑戦すると

余 うむ。余はかねてKOPWをIWGPの対になるベルトにしたいと言ってきた。地方から成り上がってきたKOPWと、ビッグマッチのメインを飾ってきたIWGPが雌雄を決する。地方の帝国民も東京ドームに足を運ぶしかなくなるだろう。余のシンデレラストーリーが完成するその前に! ひれ伏せっ愚民ども!

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