錦織圭、世界76位との初戦は日没順延で3日に持ち越し
現地7月2日、「ウィンブルドン」（イギリス・ロンドン）男子シングルス1回戦が行われ、錦織圭（ユニクロ／世界ランク401位）は、アーサー・リンデルクネシュ（フランス／同76位）を7-5、4-6、1-1となったところで日没順延に。3日に試合は持ち越された。
今年3月の「マイアミ・オープン」（アメリカ・マイアミ／ATPマスターズ1000）で8ヵ月ぶりに復帰したものの、同大会1回戦敗退後は欠場が続いた34歳の錦織。先の「全仏オープン」（フランス・パリ）では、ぶっつけ本番で臨んで1回戦をフルセットで勝利した。
だが、世界ランク14位のベン・シェルトン（アメリカ）との2回戦では、2セットダウンとなったところで右肩の負傷により途中棄権。「5セットをプレーする肩の準備ができていなかった」とした。
3年ぶりのグラスコート・シーズンでは、前哨戦の「ロスシー国際」（イギリス・イーストボーン／ATP250）1回戦直前に足首を負傷し出場を辞退。「全仏オープン」に続いて、前哨戦を戦うことなくグランドスラムを迎えた。「ウィンブルドン」は3年ぶり13度目の出場。最高成績は2018、2019年のベスト8となっている。
初戦では過去「ウィンブルドン」で勝利のないリンデルクネシュと対戦。第1セットでは、相手のサーブにタイミングの合っている錦織が、先にブレークしてリードを奪うも、リンデルクネシュもしぶとくプレーし、錦織に気持ちよくプレーさせない。互いに2度ずつブレークしてタイブレークにもつれるかと思われたが、第12ゲームで錦織が相手のミスを引き出して、3度目のブレークに成功。7-5で第1セットを奪った。
第2セットでは、互いにテンポ良くポイントを獲得しサービスキープしていく。だが、第5ゲームで0-40のピンチを招くと、リンデルクネシュにリターンエースを奪われてブレーク。巻き返しを図りたいところだったが、相手の鋭いサーブからチャンスを握ることはできずに4-6でセットを失った。
第3セットも互いにサービスゲームをキープしたところで、現地21時5分。日没により試合は3日に順延された。
なお、この試合の勝者は、第13シードのテイラー・フリッツ（アメリカ／同12位）とクリストファー・オコネル（オーストラリア／同79位）の勝者と対戦する。
