中国で初となる北極海航路・海上安全情報の配信業務スタート

中国交通運輸部北極海航海保障センターは1日、北極海航路における海上安全情報の配信業務を開始した。

中国交通運輸部北極海航海保障センターは1日、北極海航路における海上安全情報の配信業務を開始した。この業務は、天津海岸電台が中短波単側波帯の無線電話を通じて提供するもので、北極海航路の重点海域における海氷のライブ観測情報および気象予報情報をカバーしている。この業務がスタートしたことで、中国における短波通信を利用した北極航路の海上安全情報提供サービスの空白を埋め、中国籍船舶の航行安全に確かなサポートを提供している。新華網が伝えた。

北極海航路における海上安全情報の配信業務の具体的内容は、気象衛星「風雲」や各種気象リモート観測・リモートセンシング衛星のデータを融合し、北極海航路の実際のニーズと組み合わせることで、ベーリング海峡やドミトリーラプテフ海峡、ヴィリキツキー海峡、カラ海峡などの重点海域における海氷密度および気象情報の分析・予報を行い、北極海氷のリアルタイムでの分布状況と気象予報解析レポートを作成している。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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