銀行口座に3万円振り込まれ、信じてしまう その後で70万円だまし取られるSNS型投資詐欺 消費者金融から借金するよう求められ…

島根県警浜田警察署は、浜田市内に住む無職男性(30代)が、3万円を振り込んで来た相手を信じて70万円だまし取られる詐欺被害があったと1日、明らかにしました。

警察によりますと男性は先月21日、スマートフォンで副業について検索し、SNSで求人サイトに登録しました。
すると男の声で電話があり、銀行口座を開設するよう求められて、そこに登録のサービスポイントと称する3万円が振り込まれたということです。

次いで相手は電話やSNSのメッセージ機能を通じFX取引をするよう言葉巧みに勧め、男性はポイントとされた3万円と70万円を指示された2つの口座に投資金として25日に振り込みました。

その直後、消費者金融から借りてさらに現金を振り込むよう相手が求めて来たため、不審に感じた男性が消費者センターに相談して詐欺被害に遭っていることが分かりました。

男性は翌日警察に被害届を提出して、これ以上の被害を免れました。

ポイントと称する最初の3万円は、男性を信用させて投資話に誘導するための「えさ」だったと見られます。

警察ではウェブやSNSで知り合った人に投資を勧められたり、短期間で高配当をうたい追加で投資を要求して来たりするなどは詐欺を疑い、1人で判断せず警察などに相談するよう呼び掛けています。

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