ゲームなどで人気のポケットモンスターに登場するキャラクターで「ふくい応援ポケモン」に就任したカイリューをデザインしたえちぜん鉄道（福井県）のラッピング電車のイメージが7月2日、都内で披露された。山の緑と海の青がイメージカラーの車両が21日から、三国芦原、勝山永平寺の両線で運行する。同日からは、タレントで謎解きクリエイターの松丸亮吾さんらが企画制作した沿線を巡る謎解きイベントもスタートする。
いずれも県と株式会社ポケモン（本社東京）が昨年10月に結んだ相互協力協定に基づく取り組み。ラッピング電車は2両1編成。車体にも車内の壁にも、カイリューの愛らしい姿がふんだんに描かれている。
⇒【画像】カイリュー電車の内装イメージ
謎解きイベント「カイリューと謎解くフクイタビ」は、松丸さんが代表取締役を務めるRIDDTER（リドラ、東京）が制作した。インターネットで1日フリー切符付きのキットを事前購入し、えち鉄福井駅でキットを受け取ったところから謎解きが始まる。所要時間は3時間以上で、電車で沿線を巡りながら1日ゆっくり楽しめる内容になっているという。
この日都内で開かれたお披露目会では、ポケモンの大ファンという松丸さんが「福井を訪れた皆さんの前にカイリューが現れ、一緒に旅をする物語。カイリューの探し物を謎解きしながら突き止めていく。家族や友人らとの忘れられない旅が待っている」とアピールした。えち鉄の前田洋一社長は「今年の目玉事業の一つになる」と語り、夏休み期間中の観光利用増加に期待を寄せた。
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謎解きイベントは10月31日まで。キットは税込みで中学生以上3千円、小学生2400円。キットの事前購入や謎解きイベントの詳細は関連ホームページ（HP）「ふくいとカイリュー」、ラッピング電車の運行スケジュールはえち鉄のHPで公開する。
