北限の海女、素潜り実演スタート 久慈、ウニ採る技で浜盛り上げ

素潜り実演で採ったウニを手にする海女

 久慈市宇部町の小袖漁港で1日、今季の北限の海女素潜り実演が始まった。来場者は真っすぐに海中に潜り、ウニを採る熟練の技に見入った。

 腰に網を下げたはんてん姿の5人が実演した。海水温は19度で「しゃっこい」と声を上げながら潜ること約20分。海面から顔を出し、採ったウニを見せると拍手が起こった。取れたてが販売され、見守った人々が舌鼓を打った。

 茨城県古河市から家族で訪れた篠原弘子さん(69)は「去年あまちゃんの再放送を見て、来たいと思っていた。ロケ地や海女さんの素潜りを実際に見られて感動した。ウニもおいしい」と堪能した。

 実演は9月末まで。7、8月の土日祝日、9月の日曜日の午前11時から。見学料は1人500円。問い合わせは小袖海女センター(0194.54.2261)へ。

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