柴犬あるある、美味しいものを前にじっとしていられないとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.264

今週の「柴犬のここが好き」

うまうまをもらうとき、片足が浮いちゃうこと。

待ちきれなくて地団駄踏んだからかな。
言われる前にお手をくり返しちゃうこともありますよね。
右でお手、左でお手、交互に繰り返してしまって、それが地団駄に見えてるのかも?

じっとお座りして待つのって、柴犬さんにとっては試練なのかもしれません。
早く欲しい。
だって、絶対美味しいもの。

「こんなに美味しいものを前にして、待ってそりゃないよ。」と言いたくなるのもわかります。
たまに待ちきれなくて、なぜか後ずさってどんどん遠くにいってしまう子の動画を見かけます。
あれもかわいい。

お手、おかわり、ふせ、待て
一体いつ誰が考えたんでしょうね。
物心ついた頃から、わんこにご飯をあげるときはこうするものだと思っていました。

ちなみにうちの子たちは先代犬も含めて誰も伏せはできませんが。
お手もおかわりも、うまく手のひらに乗せてくれず、横に開いてしまいますし、おすわりしたふりしてちょっと腰が浮いてることだってあります。

そんなこといいから早くちょうだいよといつか本気で怒られてしまいそうな気がするのでした。

今週のおまけ

こよみさんは、このパンの模様の敷物を敷くとおやつがもらえるとわかっています。
早く敷いてほしくて待ちきれず、いつもこうして立ち上がってしまうのです。

「早く!早く!もうっ!早くってば!」
こよみさんが急かして立ち上がるから、余計に敷けないのです。

こよみさんはそんなことわからないので、一生懸命立ち上がって急かしてきます。
こよみさんが邪魔をせずに、バサ〜って敷けたら一瞬なのに。
何度も何度もやり直す羽目になるのです。

敷けたとしてもぐしゃっとなって、それを伸ばすのにまた時間がかかるという。
しかし、どんなに悪循環だとわかっていても、私たちはあえてこよみさんに敷くことを宣言して邪魔してもらおうとしてしまうのです。

そしてこよみさん、だんだん立ち上がる時間が長くなっています。
初めは本当に一瞬立ったかな?くらいだったのに今では完全に立っています。
足にもたれなくても、自立している時間が長くなっているのです。

もういっそのことこのまま二足歩行できるようになったらかわいいなあなんて想像してしまうのです。

ちなみにこよみさん、おすわりもお手も習得しましたが、お手と伏せはしません。
教えていないので当たり前なのですが。
お手はだんだん上手になっています。
日々成長するこよみさんすごいぞ!

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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