“アンチ町田”肯定も…藤尾翔太PK水かけ批判を斬る!G大阪OB「美化しすぎ」

藤尾翔太 写真:Getty Images

町田ゼルビアは6月30日開催の明治安田J1リーグ第21節で、ガンバ大阪と対戦。パリ五輪U23日本代表候補FW藤尾翔太のPK直前における水かけ行動を巡り、賛否含めて様々な意見が飛び交う中、元G大阪所属選手のフィリピン代表DFタビナス・ジェファーソンが町田批判に一石を投じた。

先月開催のJ1第15節東京ヴェルディ戦につづき、G大阪戦でもPK直前にボールを濡らした藤尾。この「水かけ行動」に及ぶ瞬間の画像がXで拡散されているほか、同選手や町田に対する批判や誹謗中傷メッセージも散見されるなど、事態は深刻化。一部のファンは、町田のプレースタイルに対する過度な批判を控えるよう求めている。

町田や藤尾を巡る論争が白熱する中、かつて川崎フロンターレ、FC岐阜、G大阪、水戸ホーリーホックでプレーしていたジェファーソンは、6月30日に「単純な疑問なんですけど PK前に水かけるのってダメなの? なんでそんなみんな怒ってるの? 濡れたボール蹴るのもそれなりに難しくない?」と綴っていたが、この投稿に対する反応を受けて、今月3日に再びXを更新している。

同選手は「この投稿で色んな人の意見があったので自分なりの考えを書こうと思います」と切り出すと、「応援するチームは人それぞれで全然いいと思うし、好き嫌いはおれもある」と、一部サッカーファンの“アンチ町田思考”を否定せず。

水かけ行動に対する「スポーツマンシップに反してるとか子どもたちに悪い影響が出る」という批判に、「ちょっとサッカーを美化しすぎなのではと思ってしまう」「サッカーはルール上1枚イエロー貰えるし、相手の注意を引くためにマッチアップの相手に暴言だって吐く選手もいる」と反論する。

つづけて「誰も傷つかない、ルールの範囲内なら勝つために試行錯誤をするのは自然なこと」「もしかしたら、ただの弦担ぎかもしれない」と、藤尾の振る舞いを肯定。「スポーツマンシップに反してるとかフェアープレーじゃないとかそれっぽい理由をつけて批判するくらいなら、そのチームが気に食わないって言った方がよっぽど潔いと俺は思う」と、町田を好まないファン・サポーターによる一部の批判内容を斬った。

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