浮くか!?空き容器いかだ 富山県砺波市と明治連携、8月の庄川水まつりで披露

R-1の空き容器を回収箱に入れる利用者(手前)

 富山県砺波市と庄川水まつり実行委員会は、「水の強さひきだすプロジェクト」と題し、市が連携する明治(東京)のヨーグルト飲料「R-1」の空き容器でいかだを作る。旧庄川町の豊富な水資源をアピールしようと企画。市内4カ所に容器の回収箱を設置し、8月4日に庄川水記念公園一帯で行う庄川水まつりで組み立てる。

 明治の商品に使用されている「1073R-1乳酸菌」の1073(となみ)の語呂が縁で、砺波市と同社は2022年度に体調管理パートナー契約を結び、同社が市内の小中学校にR-1を無償提供してきた。

 今回のプロジェクトは、この連携を基に企画。来月の庄川水まつりまでに多くの容器を集め、「乗船体験できるいかだ」の完成を目指す。大きさは今後詰める。人が乗って浮かなかった場合は再び容器を集め、後日再挑戦する。親子向けのミニいかだ作りも行う。

 1日は、市職員が市庄川健康プラザで開かれた「体かろやか教室」の参加者43人にR-1を1本ずつ配布。受け取った人は飲み干した容器を水で洗い、回収箱に入れていった。

 回収箱は今月上旬までに同プラザのほか、市役所本庁舎、庄川水記念公園特産館、市観光協会に設置し、ふた付きの容器を集める。市企画政策課の小竹睦子主事は「プロジェクトをきっかけに砺波の水に興味を持ってほしい」と話した。

© 株式会社北日本新聞社