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東北有数のスモモ生産量を誇る中山町で、シーズンの先陣を切る品種「大石早生(わせ)」の収穫が最盛期だ。甘酸っぱい夏の味を消費者に届けるため、生産者は作業に追われている。
JAやまがたによると、大石早生は同町の全出荷量の半数近くを占める主力品種。暖冬などの影響で例年より1週間から10日ほど収穫が早まっているという。同町柳沢にある、同JA広域すもも部会役員の今田才和(としかず)さん(52)の畑では、ほんのり赤く色付いた実がたわわに実っている。少雨のため小玉傾向というが「その分、おいしさが凝縮されている」。共に収穫に汗を流す妻智恵子さん(52)は「みずみずしく、爽やかな酸味なので夏の水分補給にお薦め」と話す。
収穫は10日ごろまでで、主に関東地方に出荷される。町内では今後、「ソルダム」「サマーエンジェル」「太陽」「秋姫」などの主力品種の収穫が9月まで続く。