多彩な美術作品 存分に 鳥取中央育英高同窓生が展覧会

力作が並ぶ会場

 北栄町の鳥取中央育英高にある豊田記念館で、同窓生による美術展が開かれている。同窓生の手による多彩な美術作品が、来場者の目を楽しませている。4日まで。

 同展は今年で9回目。書道、洋画、日本画、彫刻、写真、工芸などの作品約110点が並ぶ。全国展や県展、市展などで受賞・入選した実績のある人や、ライフワークとして取り組んでいる人のほか、在校生も出品している。近くの大栄中の生徒が美術の授業で鑑賞に訪れるという。

 山田美鈴さんは書の大作「いのちの歌」を出品。高塚俊蔵さんの切り絵「復興への祈り」は、緻密に作られた神秘的な作品。佐伯恵美子さんの洋画「鳴り石夕景」は、夕日に染まる海岸を幻想的に表現している。

 実行委の佐伯健二委員長は「美術分野で活躍する人の存在を知ってもらい、鳥取中央育英高に進学してみようと考えるきっかけになれば」と話した。

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