新規相談事業所、開設11年目で4000社達成 中小の支援施設「オカビズ」

相談事業所数4000社を達成したオカビズの高嶋センター長(左)とオレンジクローバーの鈴木社長(中央)

 岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ、高嶋舞センター長)の新規相談事業所数が累計4千社の大台を突破した。2013年10月の開設から11年目。売り上げアップに特化した公的支援施設として、これまでに約2万5000件の相談を受け、千件近い新事業、新商品開発をサポートした。

 高嶋センター長は岡崎市内で行ったセレモニーで「新規利用の7割が口コミで、予約は常に待ちの状態。事業者の挑戦にしっかり伴走し、結果を出してきたからこそ支持していただけている」と語った。

 4千社目は、岡崎市内で介護タクシーを開業したオレンジクローバー(鈴木裕子社長)。オカビズは同社が現在、準備を進める新しい事業展開について相談を受け、事業の打ち出し方や販路開拓についてアドバイスしていく。高嶋センター長は今後について「オカビズを知っているが、利用できていないという事業者がまだたくさんいる。挑戦する人が集まり、挑戦を生み出す場所としてオカビズを発展させていきたい」と意気込む。
(三河)

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