無病息災願い、茅の輪くぐり 佐嘉神社 300人が作法のっとり

無病息災などを願い、茅の輪をくぐる参拝者たち=佐賀市の佐嘉神社

 佐賀市の佐嘉神社で6月30日、無病息災などを祈願する神事「茅(ち)の輪くぐり」があった。参拝者約300人が、かやで作られた直径約3メートルの輪をくぐった。

 半年間の罪やけがれを清める「大祓(おおはらい)式」に合わせて、毎年開いている。かやは魔よけや疫病よけの効果があるとされ、参拝者らは作法にのっとり、和歌を唱えながら神職の後ろに続いて茅の輪を左、右、左と3回くぐった。

 東原庠舎中央校1年の森佐里さん=多久市=は両親と訪れ「かけっこが速くなりたい」と祈りながら茅の輪をくぐった。母親の真里さん(51)は「4月に佐賀県に引っ越してきた。慌ただしかった上半期のおはらいのため参加した」と話した。(上田遊知)

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