ヘッジファンド、ブリッジウォーターなどが2桁台のリターン=関係筋

Carolina Mandl Nell Mackenzie

[ニューヨーク/ロンドン 2日 ロイター] - ヘッジファンド運営大手のマーシャル・ウェイスとブリッジウォーター・アソシエーツが、今年上半期に2桁台のリターンを達成したことが2日、関係筋らの話で分かった。

マーシャルの旗艦ファンド「ユーレカ」のリターンは10.4%。ブリッジウォーターの旗艦ファンドは年初から6月26日までのリターンが14.4%だった。

ヘッジファンドは最近、徐々に上半期の成績を顧客に公表し始めている。

モルガン・スタンレーによると、上半期のヘッジファンド業界はおおむね堅調だったが、最後の6─8週間は環境が厳しさを増した。同社は「大半のストラテジー(運用戦略)のファンドは1桁台半ばから後半のリターンを示し続けている」とした。

ただ、47カ国をカバーするMSCIの株価指数は上半期に約11%、米S&P500種総合指数は15%それぞれ上昇しており、平均的に見てヘッジファンドの成績は市場の上昇ペースを下回っている。

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