チェルシー、レスターからMFデューズバリー・ホールを獲得! 5+1年契約締結

チェルシーは2日、レスターからイングランド人MFキアナン・デューズバリー・ホールを獲得したことを発表した。

発表によると、2029年6月30日までとなる5年契約に1年の延長オプションも付随した契約を締結。移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』によると、3000万ポンド(約61億円)で両クラブは合意に至ったようだ。

移籍が決定したデューズバリー・ホールはクラブ公式サイトで、「チェルシーの選手としてここにいられることは素晴らしいことだ。ここは皆が子どもの頃から見ていて、いつかプレーしたいと願っているクラブなので、とても光栄だ。本当にワクワクしているし、自分の実力を皆に見せるのが待ちきれないね」と喜びを口にしている。

現在25歳のデューズバリー・ホールは、2006年に8歳でレスターの下部組織に入団。2020年1月のFAカップでトップチームデビューを飾り、2019-20シーズン後半はブラックプール、2020-21シーズンはルートン・タウンへの期限付き移籍を経験した。2021年8月にプレミアリーグデビューを飾ると、2021-22シーズン途中からレギュラーに定着。2023-24シーズンはチャンピオンシップ(2部)で44試合出場12ゴール14アシストを記録して、リーグ優勝と1年でのプレミアリーグ復帰に大きく貢献を果たした。

それでも、レスターがプレミアリーグの定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の問題を抱えていることからデューズバリー・ホールに売却の可能性が浮上。一時期はブライトンへの加入に迫っていたが、今夏同じくレスターから引き抜かれたエンツォ・マレスカ監督の後を追うことを同選手が望んだことも影響し、チェルシーに加入することが決定した。

なお、レスターは移籍金4000万ポンド(約82億円)を要求していたものの、2023-24シーズンの会計期限となる6月30日までの売却が迫られていたこともあり、最終的には3000万ポンド(約61億円)で同期限締め切り前に取引完了となったことも『BBC』では伝えられている。

すでに今夏の移籍市場でオランダ代表DFイアン・マートセンやU-20イングランド代表DFルイス・ホールらを売却しているチェルシーは、イングランド人DFトシン・アダラビオヨやU-17ブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアン(2025年夏加入予定)、U-20イングランド代表MFオマリ・ケリーマン、U-19スペイン代表FWマルク・グイウに続いて、デューズバリー・ホールが5人目の獲得選手となった。

© 株式会社シーソーゲーム